マメニッキ

平凡な日常のアレコレ

椿の花咲く頃(ネタバレ)①

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実はこの「椿の花咲く頃」以前一度一話だけ見たのだけれど、いまいちピンとこず、しばし放置していた。その頃、愛の不時着を見終わった直後で、いわゆる不時着ロス真っ最中で、次に何を見ようかな?と色々な作品をちょっとだけ見て合いそうなのを探していた。

少し前に行われていた韓国の様々な演劇の賞で各賞を椿の出演者が総ナメしているのを見て、そんなにすごい作品なの?!と興味を持ったので、見てみたのだけれど、何となくペースがスローで、主演の二人も何だか地味な感じで(失礼!)なんせ、ヒョンビンを散々見たあとだったもんで、劇中でやんややんやと喋りまくり、痰がからんだおじさんみたいにカーッ!カーッ!と癖の強い喋りをするカン・ハヌル扮するヨンシクが若干鬱陶しく感じて(失礼!!)一話見ただけで、一旦見るのを保留にしてしまったのでした。

その後トッケビを見てからまた椿に再チャレンジ。そしたら3話を終えたあたりからぐんぐん面白くなって、後半はもうやめられなくて、寝る時間を削ってみてしまった!!!韓国ドラマって見続けることが大事なのね。痛感した。そんな椿の花咲く頃の感想。ネタバレ大いにアリ

①サスペンスとラブロマンスのいいバランス具合  

ベースにはドンベクとヨンシクのラブストーリーがありつつも、そこにサスペンスが絡み、さらに後半になるとそこに親子愛(母と息子・父と息子・母と娘)が加わり、感動的なラストにつながっていく。サスペンスも結構怖い。こんなにほんわかしたシーンの多いお話なのに、サスペンスのところは本気の怖さ。ドンベクが閉鎖されたショッピングモールで犯人に追われるシーンはもう動悸が止まらないくらい、ハラハラした!!それにしても市場の火事もあったのに、なんでひとりでああいうところに行っちゃうんだろう〜!?!と思ったけれど。

②ドンベク 

最初は正直地味だなー。主演の女優さんなのに地味だなーと思って見ていた。もともと韓国のドラマも映画も全然知らない私なので、この女優さんが過去にどういう作品に出てるのか、そういう予備知識も全然ないので劇中のトンベクの第一印象で、確かに女に嫌われるタイプかもしれない。。。。と思った。

でも見ていくうちに可愛いな、と思えるように。控えめな笑顔とか。そんな一見大人しく見えるドンベクを、ヒャンミがカバに例えるシーンは絶妙な例えだと思った。確かに怒ったカバは怖い。怒ったトンベクは怖い。トンベクが怒るシーンはどれもかなり印象に残ってる。派出所でギュテに告訴する!というところ、ヒャンミを脅してきた怪しい男(いまだにこの男のくだりがいまいちわからない私)を殴るところ、最終話でフンシクをジョッキで殴るところ、などなど。不時着でのユンセリもそうだったけれど、守られるばかりじゃなくて、自分でも動くところが韓国ドラマのヒロインはいい。

でも実際7歳で親に捨てられて、施設で育って、挙句未婚で一人で出産し8歳まで育てたなんて、想像しただけでもかわいそうで・・・・幸せな状況に慣れていない、すぐ受け入れられないというのは無理もないと思う。感情表現が苦手なのか、まっすぐに気持ちをぶつけてくるヨンシクに最初はかなりの戸惑いを見せていたけれど、話が進むにつれ徐々に自分の気持ちを出し始めて、その微妙な感情の変化をじんわりと出すコンヒョジンはすごいなあと思った。

③息子ピルグ 

2話位ですでにこの子役はすごいぞ、と思わされるシーンがいくつかあった。おそるべし演技力。本当にコンヒョジンの息子に見えてきた!トンベクとのシーンはもちろんだけれど、ヨンシクとの絡みでジーンとさせられることも多かった。

6話だったかな?おデブな友達と歩いているときに突然後ろからヨンシクに高い高いをされるシーンで、父親がいなかったこともあり、そういうことを経験したことがなかったので、嬉しくてそれを隠しきれない顔をするピルグ。可愛かったーーー。あと、野球遠征で留守にする間、お母さんが寂しがり屋だから、ヨンシクに自分がいない間3泊してもらえるかと頼むシーン、野球の試合でデッドボールを受けて、乱闘騒ぎを起こしたピルグをヨンシクが父親としてかばうシーン、そして最終話で病院の待合室でヨンシクとふたりでアイスを食べるシーン。

8歳のまだ子供なのにお母さんを守らなきゃ!と常に男として行動しているピルグ。ああいう息子に育って欲しいと思いつつ、見ている人が多いだろうなあ。時々顔を出す幼い8歳の部分もたまらなかった。

④カメリアの周囲の人たち 

まずオンサンの女衆!全員元ヤンキーか?という雰囲気を出していて、この街は私らが仕切っているというボス感がすごい。最初はドンベクに冷たいのだけれど、段々打ち解けて最後はその結束力でドンベクを救おう!みたいな流れになっていく。途中ジャージ姿で登場するシーンは爆笑ものだった。

不時着にも出ていたキムソニョンさんがいい味だしていて、この方他のドラマでもちょいちょい顔見るから、かなり売れっ子なのでは?と。

ギュテとジャヨンの夫婦も良かった。最初はギュテをやなヤツ!ジャヨンみたいなデキる女がなんでこの人と?と思ったけれど、段々その小心者っぷりが憎めなくなって、なぜこの二人が夫婦になったのか分かったような気がした。ギュテがいつもサスペンダーつけてるなあ、その辺がお坊ちゃんっぽいな、と思って見てたけど、まさかそのサスペンダーがドンベクとヨンシクのパーカの紐を引っ張るキスシーンと同じようなくだりに使われるとは思わなかった笑 

⑤ヒャンミ 

ドンベクに負けない位の不幸な人生を歩んできたヒャンミ。ちゃんと見てるつもりで見落としが多い私の居眠りしながらのbinge watchingなので笑、いまいちヒャンミが何であんなに海外に送金してるのか、ヒャンミの弟がなんでデンマークに住んでるのか、理解しきれないところがあったけど、ヒャンミの人生だけでもひとつのドラマにできそうだなあ。多分唯一このドラマで悲しい結末を迎えた(犯人以外で)登場人物のヒャンミ。あの鼻詰まったような喋りでトンベクの大きな娘のような感じだったけど、好きだったな。

 

最終話でメジャーリーグに行くことになったピルグの記者会見をTVでドンベクとヨンシクが見てるシーンで、一瞬映った制服!あれ何なの?と理解度の低い私は何なのかわからず、でも、とある方のブログで詳しい解説を見て納得。ドンベクとヨンシクの間に生まれた娘にヒャンミの本当の名前をつけたんだね〜〜〜〜感動!!!ヨンシクは娘を溺愛してそうだな〜〜〜〜。大人になったピルグもイケメンだった。どことなく幼い頃の面影を持った方を配役するってすごいな。

 

ああ、長くなってしまった。肝心のヨンシクの事は別に書こう。②へ続く。

 

⬇︎ハヌルくんとコンヒョジン、一緒にいるところを見るとほっこりする〜。ハヌルくんのこの足!!なんですか・・・この愛らしさは!

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